出し惜しみするなかれ

メルマガを毎日書いていると、
ネタに困ることがあります。

そんなに毎日毎日おもしろいことが
あるわけでもないし。

そんな時は、今までに自分が学んできたことを
発信しようと思います。

いつでも、最高のネタを心がけておりますので、
よろしくお願いいたします。

ところで、ここぞという時のために、
最高のネタは大事にとっておく、
という心理もあると思うのです。

とっておきの必殺技というか、
隠しワザというか、
出し惜しみをして、
誰にも教えない、というものです。

しかし、私の今までの経験からは、
そんなもんは、ない！
といえましょう。

一番そう思ったのは、介護の会社をしている時でした。

当時のヘルパーの責任者が、
新入りに介護の技をちゃんと教えないのです。

介護学校で習うような基本的なのはあれですけど、
彼女が、いろいろ勉強したり経験した中で身につけた、
うまいやり方というのがあるんですね。

教えてあげなさいよ、といえば、

「私が苦労して編み出した技を、
なんで教えないといけないんですか！」

なんて言うのですわ。

一事が万事で、こんな調子ですから、
一向に新人が育たない、というか、
イケズな波長を感じて辞めていくのです。

私は思いました。

あんたが10年やそこらで会得した知識や技術なんて
たいしたことない、
ケチケチ隠すな、このコンジョウワル！

…と、思っただけで言わなかったのは、
このヘルパー責任者はものすごい気の強い女性社員でして、
反撃されて撃沈するのが予想できたからです。

頑張り屋さんではあったので、
ケアマネージャーの資格をとって
独立してしまいましたが、
なかなか人の育成には苦労しているようではありますね。

いまだに取るに足りない技術を
隠し持っているんでしょうかねえ？

技術や知識は、自分一人で隠し持っているより、
人に伝え広めたほうが、きっといいものになります。

自分以外の人のアイデアや研究も加わっていくからです。
より洗練されて、また自分のところに返ってきます。

だれも知らないことを知っているんだぞ、というような
自己満足は、ちっぽけで、しょうもないことです。

また、持っているものを出しきって
自分が空っぽになってしまえば、
より良い物が入ってきたり、湧いてきたりもします。

かつて松下幸之助（現パナソニックの創業者にして経営の神様）は、
特許を公開していたそうです。

終戦後のボロボロの日本が一丸となって成長するために、
自分たちの思いついたことは独り占めしないで、
みんなで大きくしていこうという意図だったそうです。

そのほうがより早く、よりいいものが生まれて、
日本がどんどん発展して、国民が豊かになり、
自分たちももっと儲かる、と考えたのですね。

これがシェアの精神というものでありましょう。

アフィリエイト初心者の人って、
最初は練習、とか思って、
自分のとっておきの知識は
上手になってから、と考えるかもしれません。

いやいや、最初っから、飛ばしましょう！

どうせ、同じネタで何度でも書いていくことになります。

書けば書くほど、上手に伝わるようになるし、
いろんな気付きも生まれます。

いつでも最高のものを発信すれば
もっといい情報が返ってくるものです。

出し惜しみなんてけちくさい精神には
お別れいたしましょう！

■　追記

私が学んでいた少林寺拳法にも、
「奥義」というのがありました。

ただ、この奥義というものは、
入門すれば普通にカリキュラムに入っているし、
市販の本にも載ってました。笑

でも、本で読んでも身につかないです。

本には説明書きの後に
「師事して会得の事。」と書いてました。

どんないい知識や技術も、
結局は体得しないと使えないのですね。

パクられたところで怖くもないです。

ネット情報は、簡単にコピペしてパクられるという恐れはありますが、
パクられるのは上辺だけです。

それを上回るものを発信し続けられるよう、
精進いたしましょう！