こんにちは。たっちゃんです。
マンションオーナーの友人に誘われて、マンションオーナーフェアというのに参加してまいりました。
私の家も、昔から大家業を営んでおりまして、ちょこちょこと不動産収入を得ております。
戦前の長屋とか、マンションの区分所有など、規模は小さいですが、それでも、おかげで、アフィリエイト報酬が不調でも、なんとか暮らせておれます。
ありがたいことです。
フェアに来場されている方々は、一棟マンションをいくつも所有されている方々のようで、フェアで行われていたセミナーも、そういうかんじのお話が多かったです。
お金持ちの空気を吸ってきましたわ。
(あまり金持ちっぽそうな身なりの人はいなかったですが。)
ところで、アフィリエイトと不動産業って、まるきり分野の違う話のようですが、面白い共通点を見つけたのでシェアいたします。
まあ、いろいろ思いつく方もあるでしょうが、私が新鮮に感じたのは、
「ターゲットを絞れ!」
という話でした。
アフィリエイトサイトを作る場合、誰に向かって書いているのか、ターゲットを細かく設定せよと、よくいわれますね。
ダイエット商品を紹介するにしても、おおざっぱに女性全般に向けて語りかけても、誰の心にも響きませんよ、と。
思春期の女の子に向けて書くのか、婚活中のアラフォー世代に向けて書くのか、出産後の体型の崩れを気になさっているママさん向けなのか、サイト訪問者のイメージを、はっきり絞りなさいよ、
なんなら、その人の名前や家族構成、生まれたときから現在までの経歴も、びっちりバッチリ設定してみなさい、などと教えられたこともあります。
そこまで絞れば、バッチリ共感できる人が濃いお客さんになってくれるということです。
ちなみに、このメルマガの読者像は、昭和生まれの大卒男子、サラリーマンを経て、独立して事業を起こすも失敗、起死回生を狙ってネットビジネスに手を出すが、ノウハウばかり集めて、実践が足りないため、一向にうだつがあがらないという、一児のパパです。
(あっ、オレや…)
こういう人物設定をすることを、パーソナライズとかペルソナとか言ったように思いますが、これがなんと、マンションを作る際にも言われるのですね!
ただ、この傾向は、最近の話のようです。
昔々、建物が少なく人口が爆発的に増えていた頃は、とりあえずマンションでもアパートでも作っておけば、満員御礼でした。
需要と供給の関係ですね。
敷金礼金は取り放題。
家賃も上げ放題。
仲介屋さんでは、大家さんは下にも置かぬおもてなし。
時代は代わりまして、高齢少子化により人口は減り、それでもマンションは増え続け、
空き家、空き室が社会問題となっております。
敷金礼金はゼロになり、家賃はダンピング競争となり、仲介屋では、入居希望者優先で
大家さんの話し相手は後回しです。
大家、受難の時代です。
こういう時代では、新しくマンションを建てるにしても、リフォームをするにしても、誰にでも受け入れられるような外観や内装、間取りや設備がありきたりなマンションでは、誰も来ませんよという話でした。
今や、インターネットで内観360度写真を見てから検討する時代ですから、特徴のないマンションでは、見に来てももらえないのですね。
で、満室マンションにするならば、ターゲットを絞りなさい! ということです。
女性向きマンションにするならば、もっと絞って、30代の女性とか、もっともっと絞って、30代のバツイチ女性とか。
ペットを飼っている人限定マンションってのもいいですね。猫限定とか、大型犬限定とか、爬虫類限定とか。
芸術家限定っていうのも、いいかも。売れない芸術家だと家賃滞納の恐れがありますので、売れている芸術家限定で。
防音対策完璧な、音楽家限定マンションはどうでしょう。それもクラシック畑のみとか、ジャズマンだけとか。
高齢者専用マンションは、すでにあちこちにありますが、そういったカテゴリーを絞ったマンションって、まだそんなに見かけません。
しかし、時代はそうなってきている、ぼやっと、考えなしに、ありきたりなことしかしていないと、これからは生き残れませんよ!というお話だったのでありました。
セミナー講師をされていた建設会社の社長は、北新地のお姉ちゃん向けマンションを作ったそうです。
キタの新地っていうのは、大阪の梅田周辺の、高級飲み屋街です。
ベンツやロールスロイスが行ったり来たりして、ママが着物を着て接待してくれるようなお店が、たくさんあるステキなところです。
そういうお店のママさんやお姉様たちが住むというコンセプトのマンションを作ったところ、家賃は相場の倍でも、満室になったというお話でした。
どんなマンションでしょね?
巨大なクローゼットと靴箱があって、お部屋を裸でウロウロしても開けっぱなしの窓の外から見えないようになっていて、政治家とか大物芸能人のパトロンがお忍びで泊まれるように、リムジンが入れる秘密の出入り口があって、ガラス張りのゴージャスな風呂場にはバラの花びらが浮いていて、内線一本で、秘密厳守のコンシェルジュが、ドン・ペリニヨンとザル蕎麦を届けてくれるとか、そんな感じなんでしょうか??
(私の妄想です。新地って行ったことないもんで…)
実のところ入居者に、新地のお店で働く女性は、2割か3割くらいしかおられないそうですが、他の女性にも共感していただけたということですね。
ターゲットを絞ると、お客が減りそうで怖い! と思ってしまいますが、現実はそうではなくて、絞らないと、すり抜けてばかりで、なんにも引っかからないのです。
すでに所有している不動産を、そんなふうにリフォームしようと思ったら、費用の面でも、かなり勇気のいることですが、サイト作成なら、どうということもないと思います。
漠然としたサイト作成で、いまひとつ成績が悪いという方、その点をちょびっと意識して、作りかえてみてはいかがでしょうか?
責任は取りませんけど、参考になりましたら幸いです。
ではまた!
■ 追記
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こちらのペルソナは…
読めばわかる!?