こんにちは。たっちゃんです。
近所の百貨店で閉店セールがありました。
百貨店とショッピングモールが合体したような建物の中で、百貨店部分だけが、撤退するらしいです。
(ぶっちゃけていうと、阪急とイオンです。)
大阪でよくやる、なんちゃって閉店セールじゃなくって、本当に本当の閉店セールです。
庶民的なこの地での高級百貨店の経営は、難しかったのかな…
閉店セールは、コンサートなどのイベントもあって、たいそう賑わっておりました。
うちの娘が入学する予定の小学校と、うちの妻の出身校の吹奏楽部が演奏するということで、それを見に行きつつ、ついでに何か、安く買えたら買ってみようと。
どのお店にも列が並び、すでに空になっている棚も目立っておりました。
特に大混雑していたのは食料品売場ですかねー。
ワインが半額だったので、普段飲まないような高級ワインを買ってみました。
高級といっても、4000円が半額の2000円ですけど、ふだん飲んでいるのは、800円くらいワインなので、大奮発。
珍しい、南アフリカ産です。
(珍しいのを選んだというより、赤ワインは、それくらいしか残ってなかったのですけど。)
帰ってから妻と飲みましたけど、うーむ、どうだろう…
800円のチリワインのほうが美味いかな…
奮発して損したような、ざんねんなキモチ。
ちなみに、ドン・ペリニヨンも残ってましたが、それだけ半額じゃなかったです。
(4万円くらいだったかな?)
売れ残っても、梅田の本店で売るつもりですね。きっと。
妻は子供服売り場でミキハウスの福袋に惹かれておりました。
4万円相当の子供服がいろいろ入って、2万円!
中身は見て確認してくれたらいいですよーという話で、福袋というより詰め合わせバーゲンセールではありますが、2万円はちょっといい値段ですね。
というわけで、パス。
何回か前を通りかかりましたが、飛ぶようには売れておりませんでした。
まあ、残ったら、梅田の本店で売るんじゃないでしょうかね?
ジーパンの安売りがあれば買ってみようと思って、衣料品売り場も行きました。
愛用のジーパンが事情により、半ズボンになってしまったので、新しいのが欲しいと思っていたのです。
「リプライ」という聞きなれないブランドのがありましたが、
安売りでも高い!
(イタリアのブランド?)
どれも1万円以上してます。
リプライのジーンズは、薄っぺらい柔らかい感じで、私の求めるゴワゴワしたタフなジーパンじゃなかったし、パス。
新品からボロっちい感じのダメージ加工も、あんまり好きでないです。
本物のダメージ加工を知る者としては。
ま、これも本店で定価で売るでしょう。
コンサートも聴いて、ひととおり見て回って、ワインも買ったし、さて、帰ろうと思いまして、出口に向かう途中のショッピングモールの方を通りかかったら、リーバイスショップがありました。
こっちのモールは撤退するわけでもないので、安売りはないだろうと思いつつ、どんなのかあるのか、見るだけ見てみようと入ってみたら、元気のいいお兄さんに声をかけられました。
お好みモデルを聞かれまして、オススメモデルの説明があり、試着を促され、褒め称えられ、モデルチェンジがあるので、50%オフ! 2点以上のお買上げなら、さらに30%オフ!
今が5年ぶりのチャンス!
と背中を押され、まんまとジーパンを2本、買ってしまいました。
(505というモデルを色違いで。)
2本あわせて8,000円くらい。裾合わせは無料。
昔から愛着のあるリーバイスだし、なんだか、とってもお買い得感です。
閉店セールに来て、閉店しない方のお買い物に満足。
阪急閉店の理由も、このあたりにあるのかもしれませんね。
■ アフィリエイトのセールステクニック
お兄さんの売り込み、思い出せばとっても上手でした。
まずは親しげな笑顔で近づいてきて、さりげなくお好みのリサーチ。
以前履いていたモデルが廃番になった説明と、そんな前のモデルを履いてたことに関心を示し、ここで、ブランド帰属意識の刷り込み。
やっぱりジーンズはリーバイスでっせ、と、口には出しませんが、顧客心理に植え付けるわけです。
本命と、その他に、よく似たタイプ2種類を持ってきて、試着の促し。
ここで、やっぱり昔から履いてたモデルがええのうーとか、おや、こんな新しいモデルがあるのか、と体感させます。
お兄さんは私の試着中も、試着室の外で、妻になんだかんだ楽しげに話をしていた模様。
家計の財布を握っているのは、だいたい奥さんですから、がっちり味方につけておこうという魂胆ですね。
試着室から出たら、妻が、まんまとお兄さんと一緒になって、その色がいいよーとか、私にセールスかけてくれてました。
2つのモデルでどちらか、ちょっと迷ったのですけど、こっちかな…という気持ちを、敏感にキャッチしてか、お兄さんも、そっち押し。
その勢いをキープ、そのまま裾の長さ合わせをしてくれまして、その状態で靴を履いてみてください、いい感じですよ、と、気分を盛り上げるのですよね。
これはハマったな、と確信したところで、50%オフの話と、もう1点追加で、さらに30%引きの話。
もう1点は、安いTシャツでもベルトでもよかったのですが、じゃあ、もうひとつは、色違いのジーパンにしたら!と、妻が強力なセールスマンに変身しておりました。
お兄さん、見事です。
自分で編み出したテクニックなのか、リーバイスのマニュアルにでもあるのかわかんないですけど、よどみない気持ちのいい流れでありました。
これ、アフィリエイトサイトを作るにも参考になりそうですね。
縦に長い長いセールスレターって、こういうふうな流れになっていると思います。
妻の応援がお客様の声だったり、体感させる代わりに詳細なレビューを書いたり
違いはありますが、3つのうちからひとつを押すところとか、最後に価格を持ってくるところとか。
いや、勉強になりました。
アッパレです。
コメント
こんにちは。
昨今の、百貨店不振の要因がなんとなく垣間見えるような感じの記事ですね。
販売業とはいえ、結局サービスが大事なんでしょうね。いかにお客様に、商品以外の付加価値を提供できるのか?それは特に心理面なんでしょうけど・・・
そういったことを、アフィリエイトにも展開されていて、とても勉強になります。
かっしーさん、コメントありがとうございます!
地域性もあると思うのですけど、最後の背中のひと押しで、売れ行きは変わると思いましたねー。
セールスの順序がよく工夫されていると思いました。
殿様商売ではなく、強引な売り込みでもない、スマートな営業、サイトでも心がけたいと思います。