先日は関西サイクルスポーツセンターというところに子供を連れて遊んできました。
私はほぼ30年ぶりに来ましたが、たいそうアクティビティが充実していて、楽しめました。
で、この関西サイクルスポーツセンターは、けっこうな山の中にありまして、閉園の時間には、あたりは真っ暗け、道も真っ暗です。
iPhoneに入れてあるグーグルマップを頼りにクルマで帰り道を走ったのですが、行きに、こんな道、通ったっけ? というような、細いグネグネ道を案内されました。
「パパ~、どこに行くの?」という子供の質問に、「それはグーグルに聞いてくれ。」なんて、答えておりましたが、グーグルが間違えていたら困るなあーなんて、一抹の不安を覚えたのでした。
しばらくすると、見覚えのある一般道に出たので、やっぱりグーグル様のやることに間違い無し! と、ホッとしたんですけど、クルマが自動運転化されたあかつきには、なんでもグーグルまかせになってしまいそうです。
たぶん、道も覚えなくなるだろうなー。
グーグルの人工知能が、人間社会をコントルールするとすれば、どうなるでしょう。
不要な人間とか害のある人間ととみなされたら、人里から100km離れたまっくらけの山奥で、ちょうどガソリン切れになるように仕組まれて、帰れなくなりそうですね。
携帯電話ももちろん検索圏外。
んで、モニターには
「グーグルのポリシーに反しましたので、ペナルティを課しました。I’m feeling lucky」
なんて表示されたりして。こわいですねー。
天罰ならぬ、グーグル罰じゃ。
結婚相談所も就職活動も、すべてグーグルがビックデータを利用してベストなマッチングをしてくれます。
「グーグルの選んだことだから、きっと大丈夫さ♪」
と歌いながら、従順に従う人間社会になっておることでしょう。
でも、あなたの血筋は、あなたの代でおわり、と仕組まれていたり。
こわいですねー。
(歌 大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」)
サイクルセンターからの帰りが遅くなったので、帰り道の途中にある回転寿司のお店に入りました。
回転のレーンの上を食べたいお寿司や、そうでもないお寿司がいろいろ流れてきます。
これもグーグルのビックデータを利用すれば、アドセンスのインタレストマッチみたいに、好みのお寿司ばっかり流れてきそうです。
駐車場に入った時点で、店内カメラが顔を識別して、「この客はしみったれで、100円の皿しか取らんぞ、でも茶碗蒸しは必ず注文するし、娘は最後にアイスクリームを頼みそうだ。」
というふうに判断して、ちょうどいいタイミングでレーンに流すんです。
お店はコスト削減で、商売繁盛。客も選ぶのが楽です。
どこの店に行っても、おんなじもんばっかり出てきて、だんだん頭を使わなくなりそうですね。
特に私は、メニューをみた瞬間に、おんなじものばっかり決めるという習慣があり、
普段から深く考えていないです。
こんな人って、グーグルにいいように扱われそうです。
健康な食生活で長生きさせるのも、添加物漬けで早死させるのも、グーグルの思いのまま。
SEOのブラック手法はおすすめしませんが、ちょっとは色々考えて、自分の人生の選択は自分でしたほうが、いいのかもしれませんよ。
というようなことを、グーグル検索画面に出てきたハロウィンのゲームで、時間を無駄にしながら考えてみたのでした。
■ 追記
グーグルに利用されるんじゃなくって、グーグルを利用して稼ぎましょう。
コメント
こんにちは。
グーグルの人工知能のすごさには驚きます。
映画のように人間がコンピューターに乗っ取られる時代が来るんでしょうかね?
まあ、大丈夫でしょうけど。
まなぶさん
コメントありがとうございます。
知らないうちにジワジワと、乗っ取られていくような気がします。