先日、かなり冷や汗をかいた出来事がありました。
あるセミナーの準備係として会場に一番乗りしたんですけど、なんと、セミナールームの予約が取れてなかったのです!
予約をとる係は別の人なんで私の責任じゃないんですけど、私は会場の設営をして、講師をホテルまで迎えに行って、司会進行をする役なのです。
迎えに行っている間に経営者とか社長など20人ほど、ぞろぞろやってくるのです。
会場が取れてなかったとは、とうてい言えませぬ。
えらいこっちゃ!
受付窓口では、
「利用は事前に申請して、許可証をとってもらう必要があります。平日9時から午後5時までの受付です。」
という、ご丁寧なご説明を受けました。
只今の時刻、午後5時30分。
もう、あかんがなー!
係のおっちゃんの名札には、「シルバー人材センター」と書いてありました。
派遣のおっちゃんに、規定外の融通を利かす権限はなさそうですが、奥の方に、どうやら責任者らしき人物がいます。
そして、ちらっと見えた利用予定表には、空き室がある!
ここはなんとしてでも、使わせていただくことに決めました。
これ、昔、ジェームススキナーに教えてもらったんですが、決めるのは相手じゃなくて、自分だ、というマインドです。
丁寧に、しかし、頑として、お願いするというテクニックを試すことにしました。
(テクニックか??)
「もうすぐ20人ほど来ますねん。」
(こちらの都合)
「毎月使わせてもらってるじゃ~ないですかあ。」
(親愛の情を示す)
「なんとか5時までに申請に
来たってことにしてもらえませんかあ。」
(ゴマかしの提案)
これを5回ほど繰り返すと、シルバーのおっちゃんも根負けしたようで、責任者らしき人のところに相談に行ってくれました。
奥の方から
「部屋空いてるの?
・・・じゃあ、今回だけってことで。」
という声が聞こえてきて、心のなかでガッツポーズ!
シルバーのおっちゃんもホッとした顔で、ちゃっちゃっと書類を作ってくれたのでありました。
たぶん、心の中では、なんとかしてあげたいという気持ちになってたんでしょう。
私の人徳のいたすところであります。
おかげさまでなんとか、無事にセミナーが開催できました。
ヤレヤレ。
まあ、これは、経営者が集まって勉強するという、信用ある団体だったからかもしれません。
(市長に来てもらったこともあるし。)
怪しげなアフィリエイターの会でしたら、お願いを50回くらい繰り返さないと動いてくれなかったかも。
しかし、誠心誠意お願いしたら、なんとかなるもんだなーと思ったのでありました。
よく、ASP案件の提携申請が承認されないことかあります。
私は承認されなければすぐに諦めるんですけど、これも、担当者にお願いしたり、会社までいって挨拶すると、無理も通してくれるという話は聞きます。
提携の承認だけでなく、成果の承認率さえ変わることはあるそうで、やっぱり、誠意とガッツですね。
なんでも無理が通るってものでもないでしょうが、簡単にあきらめないで、やると決めたら、動いてみましょう!
■ 追記
グーグルとアマゾンは、非情らしいです。
■ 追記 2
受付の窓口では、もうひとりやってきた人も
「すんません、今回だけ!」
と一緒にお願いしてくれたんですけど、
私は、2度めもあるような気がしたんで、それはあえて言わなかったんです。
自ら、将来の退路を断ってはいけませんね。