文章の書き方は、かなり奥深い世界ではありますが、ブログなどインターネットのウェブコンテンツに向いた文章の書き方を簡単にお伝えします。
まず、小学生の頃から原稿用紙に作文を書かされることに慣れた中高年の人にとっては、その違いに戸惑うことが多いかと思います。
日頃からLINEでやり取りしている女子高生のほうが馴染みやすいかもしれません。
ブログの文章の形式
形式的なところから説明いたします。
通常、文章の書き出しに、一文字分の空白はあけません。そして、改行はこまめに行い、段落ごとに空行を入れます。
正式なルールとして文科省が認めているわけではないでしょうが、ブログ文章の書き方として、慣習のようになっています。(正しいとか間違っているということではないです。)
原稿用紙でこんな書き方をしたら、紙が相当もったいないと思いますが、ウェブでは、これが読みやすいんです。
代表的なのが、ヤフーニュースです。3行から5行くらいで、一段落になって1行空ける形式になっています。
(ヤフーニュースは頭の一文字を空けています。社内ルールがあるのでしょう。)
手に取って、じっくりとページをめくっていく紙でできた本と違って、インターネットの場合はネットサーフィンと言われるように、パッパッと、情報を求めて次々ページを切り替えていくことが多いもんですから、読みやすさが非常に大事です。
(この頃は、そんな本も増えていますが。)
上から下まで隙間なく文字がギッチリのページだと、なんだか良さそうなことが書いてありそうだと思っても、あとまわしにされて、他のサイトを巡っているうちに忘れられてしまいます。
自分のサイトを読んでもらうためには、とにかく読みやすさが大事です。
同じ文章でも、スマートフォンで読むと、パソコンで読むより1行が短くなり、行数が増えますので、文字が詰まって読みにくくなります。
いまやウェブコンテンツの半数以上は、スマホで読まれているといわれますから、スマホユーザーのことを意識しましょう。
逆に、
こんなふうに、
句点ごとに、
改行してしまう人もいますが、
これはメールでの文章にはむいてますが、
ブログとなると、
なんだか読みにくいですね。
読んだときの流れが良い文章が読みやすいです。
文字制限や、原稿用紙の最後の行にぴったり合わせるなどいう指定はありませんので、その点は楽です。
文章の中にキーワードを入れる
俳句には季語が必要ですが、アフィリエイト文章にはキーワードが必要です。
ブログ文章は、いつ検索されて読まれるかわかりませんから、「初夏の候、ますますご健勝のことと・・・」といった季節の挨拶文は、あえて不要です。
それよりいきなりキーワードで始めたほうが、文の中身がひと目で伝えやすいです。
これは、読者にだけではなくて、検索エンジン向けの対策でもあります。
日本語は、主語を省略しても伝わってしまう、すぐれた言語でありますが、ブログでは省略しないほうがいいです。また、「あれ」とか「それ」とか「彼」とか「彼女」という代名詞を使うより、きちんと名詞を主語に入れましょう。
ちょっとくどい感じになりますが、これも検索で引っかかりやすくするためです。
ただ、あまりにキーワードを不必要かつ不自然に連発すると、スパム(迷惑行為)とみなされかねませんので、やり過ぎ禁止です。
だいたい4%から5%あたりが、自然なキーワード率と考えられます。
無理やりキーワード率を合わせるほどでもないですが、参考までに。
文章の起承転結
文章では起承転結が大事だと、国語の時間に習いましたが、そればかりでもないです。
ネットで検索してくる人は、すでにいろいろな情報を集めていて、手っ取り早く回答が欲しいケースが多いからです。
先に、ポンと、結論から始めたほうがいい時もあります。
しかし、他にふたつとないオリジナルな情報ならば、前フリからクライマックスまで、じっくり読ませるテクニックも効果的かもしれません。これはケースバイケースなんで、とっても奥が深い世界です。
でも、狙いはアフィリエイト報酬ですから、最後まで読ませて、アフィリエイトリンクをクリックしてもらうのか、または、読むのは途中まででもいいから、アドセンスをクリックしてもらうのか、狙いによって文章の構成は考えましょう。
(ただし、最後までじっくり読まれるサイトのほうが、グーグルの評価は高いようです。)