日経新聞に載っているエッセイに
面白いのがありました。
(「プロムナード」社会学者の難波功士さんの
就活カウンセリングのお話。)
大学のゼミの学生とのやり取りは
こんなのらしいです。
(以下は抜粋の要約)
Q.行きたい会社は本当に行きたいのか
自分でもわかりません。
A.私はあなたでないので、わかりません。
ちょっとでも心が動いたということは、
なにかあるのでしょう。
Q.就活にどのくらいエントリーしたら良いのでしょうか?
A.食事と睡眠時間を確保して、
最大限無理してみましょう。
Q.どこも決まらないのではと不安です。
A.そういう事態になってから不安になりましょう。
余計なことに頭を使わず、
就活に全力を傾けましょう。
Q.○○業界とか、興味持てないです。
A.どこで働くかはあなたが決めることではなく、
先方が決めることです。
間のやり取りをかなりすっ飛ばしてますが、
こんなかんじ。
(原文を読みたい方は、
4月8日の夕刊を見てくださいまし。)
就活生の、ラクしたいヌルい根性が
かんじられて面白いですね。
これ、就活だけじゃなくて、
いろんなことに置き換えられますね。
自分でビジネスをしたりするのも、
同じことでありましょう。
たとえば、アフィリエイトに置き換えると、
Q.アフィリエイトで本当に稼ぎたいのか
自分でもわかりません。
A.私はあなたでないので、わかりません。
ちょっとでも心が動いたということは、
なにかあるのでしょう。
Q.サイトをどのくらい作ったら稼げるのでしょうか?
A.食事と睡眠時間を確保して、
最大限無理してみましょう。
Q.全然稼げないのではと不安です。
A.そういう事態になってから不安になりましょう。
余計なことに頭を使わず、
作業に全力を傾けましょう。
Q.○○ジャンルとか、興味持てないです。
A.売れ筋はあなたが決めることではなく、
お客が決めることです。
なかなか、うまく当てはまりますね。
グサグサっときます。笑
どちらにしても、聞く方は、
意識が自分だけにむいております。
就職活動にしても、アフィリエイトにしても、
相手があることです。
自分の都合や希望から考えるのじゃなくて、
自分が会社やお客、市場に対して
何ができるかを考えませんと。
(趣味なら別ですが。)
私は介護の仕事をしていた時は
採用する側でしたので、
この感覚はよくわかるのです。
「自分が介護の仕事を本当にしたいのかよくわかりません。
日に何件くらい回ったら、お給料20万円になりますか?
知らない人の家で掃除とか料理とか、できるか不安です。
年寄りのおむつ交換とか、興味持てないです。」
ヘルパーの応募にそんなオバハンがやってきたら、
塩撒きます。
(ホンマにいてました。)
自信があろうがなかろうが、
早朝でも夜間でも、ウンチまみれになろうが
がんばります!
という人を採用しますわい。
アフィリエイトの場合、
相手はパソコンの向こうにおりますので
意識しづらいですけど、
やっぱり人間相手なのです。
訪問者のお役に立てるように
検索した人に喜ばれるように、
そんな意識を持って、
日々のコンテンツ作りに精進いたしましょう!
コメント
こんにちは。
学生とのやりとり凄く面白かったです!
今の学生は根性がないですね。
もっと生きることに全力を尽くして
欲しいです。
応援完了です。
かなたさん、コメントと応援ありがとうございます!
ボクサーの方なのですね!
根性無しの学生にさぞ歯がゆく感じられていることかと・・・
全力で生きたいと思います!
応援させていただきました!